{FAQ]Windows2000/XPでのCHKDSKについて

マイコンピュータの中の各ドライブを右クリックしてプロパティ>エラーチェックから、ディスクのチェックをする事ができる。そこで、チェックディスクのオプション、という部分があり、良くそこのチェックを入れてからチェックディスクしよう、という解説をしているサイトがある。しかし待て、なんで標準状態ではチェックが入ってないんだ?もちろんちゃんと意味がある事だ。

その2つにはこう書かれている。

□ファイル システム エラーを自動的に修復する(A)
不良セクタをスキャンし、回復する(N)

要するに、これらにチェックを入れてディスクのチェックを行うと、その際にエラーを自動的に回復してくれたり、ディスクの壊れている部分をよけて利用できる部分で再構成してくれたりするわけだ。だけど、これを安易に行う事には問題がある。
エラーを自動的に回復する、という事は、つまりその部分に問題があるからエラーが出ていて、そこを修正してくれるのだが、実際にエラーが出ているシステムというのはえてして、そのエラーが出ていながらかろうじて動いているシステムだったりする事がある。ディスクにはエラーがあるが、Windowsからは一応読めるファイルがシステムファイルだったりすると特に悲惨だ。これを安易にエラーを修正してしまうと、Windowsが二度と立ち上がらなくなったりしてしまったりする事もある。

したがって、まずは修正を行わないように、その2つのチェックにはチェックを入れる事なく、必ずディスクのチェックを行うようにしておくべきだ。そこでエラーが発見された場合には、必要なデータのバックアップをまず行って、それからあらためて、その2つのチェックボックスをオンにして、ディスクチェックを行うべきである。まぁ、それ以前にデータはバックアップを定期的に行っておくべきであるけれども。