サイトへ相談する前に

答えてねっとやOKWeb、はてななど、相互扶助のコミュニティサイトへ質問するのは非常に良い事だ。だが、そこで質問するには質問の仕方というものがある。以下は一般的に質問をするときに明らかにしておきたい事項だ。

あやふやな書き方は避ける

あやふやな書き方は誤回答の元になる。たとえばよくあるパターンを幾つか挙げてみよう。

Windowsが起動しません」
Windowsは各バージョンごとに起動の仕組みが異なる。大まかにわければ、9x系とNT系となるわけだが…せめてWindowsのバージョン名(Windows98、98SE、Me、2000、XP)を書いて欲しい。できれば、「WindowsXP SP2」などのように、サービスパック名まで記述できればより好ましい。

Dynabookのメモリを追加したいが、どうすればいいのか」
Dynabookは、いわば東芝のPCのブランド名で、Dynabookの中でも何種類も当然出ている。せめてこのばあいは、型番を書いて欲しい。ノートPCなら殆どが裏側に型番が記述されている。たとえばDynabookの中でも「PS1801AP4GLX」などが型番にあたる。型番は同じメーカの中では使いまわしを通常されないので、機種が完全に特定できるのだ。

Outlookでメールが送受信できない」
Outlookと製品名が特定できているようだが、実際にはOutlookと名が付いているメーラーには、大まかに二種類ある。Windowsに標準で添付されている「Outlook Express」と、Officeのスタンダード以上を購入すると付属してくる「Outlook」だ。この2つはかなり違うものであるので、当然それに対しての回答も大きく異なってくる。必ず区別するようにしたい。

要するにだ。
あなたのPCの情報はあなたにしかわからない。あなたの聞きたい事もあなたにしかわからない。回答者はあなたのPCの前には居ない。だから、あなたのPCの情報も、聞きたいことも、無駄だと思わずに出来るだけ詳しく書いて欲しい。あなたが無駄だと思った情報が、問題の解決に繋がる事だって結構あるのだ。
よくわからないなら、とにかく、PCのメーカ・機種・型番、CPUの速度、メモリの量、Windowsのバージョンを出来るだけ詳しく、ここまでは書いておいて損はない。もちろん何か対象となるアプリケーションがあるなら、それもバージョンを詳しく。他に関連する増設機器があれば、それも詳しく型番まで書いておけばいいだろう。

あと、エラーメッセージは「変な英語が出ます」じゃなく、少なくともアルファベットは読めるんだろうから、その英語を一言一句メモして書いて欲しい。エラーメッセージを省略して良いことは一つもない。