人狼BBS:共有者について−説得ゲームとしての単純化

さて、数日前のエントリで「説得ゲームとしての単純化」という事を挙げてみた。
なぜ共有者が司会を行うのか?それは、共有者が完全な村人であるからだ。
村人であるがゆえに、狼としてのバイアスがかからず、まず信頼を置きやすい。
少なくとも、不安によって疑心暗鬼に陥っている村人には、ともかく信頼できる対象、
狼ではないと信じられる対象が必要なのだ。

その対象が、司会として名乗りを挙げ、議論をリードする、というのは非常に正しいと言える。
それは、司会としての能力があるが故ではなく、ともかく狼ではありえない存在であり、
村人の信頼を集めうるからである。

そこで、共有者がともかく司会を勤めることになるわけだが、共有者が、最終決定権を握った場合
そこで説得ゲームとしての人狼BBSは大きく単純化される。司会が司会としての役割を果たしていれば、である。
その場合、ともかく司会を説得すればよいのである。

司会を説得するということは、怪しい人物の論理の穴をつついたりするだけではなく、自分が司会からみて怪しい人間ではないように振舞う必要があるともいえる。